会長ご挨拶
岩手県立病院医師連合会
会長 小山田 尚
1962年に発足した岩手県立病院医師連合会ですが、昨年60周年記念式典を開催し、元巨人軍監督高橋由伸さん、元大リーガー高橋尚成さんらをお迎えして多数の会員、OBの皆様にご参加いただいたことは記憶に新しいところであります。いわゆる還暦を過ぎた、医師連ですが、新しい時代に向け、「県立病院職員が医療に集中できる環境を構築する」という一般目標のもと、活動を続けています。この目標の中で「県立病院職員が」という部分が鍵となっており、医師の連合会ではありますが、決して医師だけでなく、職員全員が良い環境で働けるような取り組みを今後も進めていきたいと考えています。
特にこの3年間は、その中でも「仲間となり、お互いの親睦を深めること」こそが大きな力になるのではないかという認識で、力を入れて活動しています。病院内での良好な人間関係は、職員の心理的な安定に寄与し、職場の環境を改善するだけでなく、最終的には患者様の満足度向上にもつながると考えています。
また近年は、以下の5つの課題について、各分野の中心となる役員が議論を進めているところです。
1. 病院の集約化
2. デジタルトランスフォーメーション(DX)およびICTの導入
3. 他職種協働の推進
4. 働き方改革について県民の皆様への周知
5. 職員のスキルアップ
これらの問題に加え、経営難の課題についても、医師連合会として院長会や医療局の皆様、さらには各病院の皆様と協力し、必要なチームワークを深めながら、「オール岩手」で取り組んでまいりたいと考えています。今後とも、皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年10月